セックスよりも面白いこと
タイトルは漫画家・日本橋ヨヲコの「G線上ヘヴンズドア」の作中の台詞から引用させていただいた。
G線上ヘヴンズドアのあらすじ↓
主人公・坂井町蔵の父は漫画家であり、家庭をほっぽって仕事に打ち込んでいる。そんな父に反発を抱く町蔵は、漫画をとても嫌っていた。しかし、町蔵の秘めた熱に気づいたクラスメイト、長谷川鉄男に一緒に漫画を作ろうと誘われる。初めは断固拒否していた町蔵だが………。
だいたいのあらすじはこんな感じだが、高校生が葛藤、焦燥、嫉妬、さまざまな感情を通して成長する青春モノである。
そして、ブログのタイトルになっている「セックスよりも面白いこと」は、作中で町蔵が父親の愛人へ向かって叫んだ言葉からの抜粋である。町蔵は父への反発心、そして自己嫌悪から父の愛人と性行為を行うことで現実逃避をしていた。そんな町蔵が鉄男の才能に魅せられ、また、共に漫画を作ることを了承したあとのシーンだ。
「セックスよりも面白いことを知ってしまいました。俺はもうそっちへは戻れません。」
この言葉がとても印象的に残っている。
初めて読んだ頃の自分は性的な経験がなかったし、セックスという行為が想像しえないものだったからかも。
でも実際、セックスより面白いことっていくらでもあると思ってる。
100年後には今生きている人たちのほとんど全員が死んでる。今日の悩みだってきっと来年の今には思い出すこともできない。
そんなもんだからこそ、今の自分が面白いと思えることを、好きなだけして生きていったらいいんじゃないかな〜。自分を優先して他人のそれを邪魔しちゃ駄目だけどね!
以上、ファミチキ食べながらの語りでした。
G線上ヘヴンズドア、名作なので気になる方はぜひ!完全版も出てます。
- 作者: 日本橋ヨヲコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/03
- メディア: コミック
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